形成外科
形成外科
形成外科は、けが・やけどのようなあとが残ってしまいがちな皮ふのトラブルの治療だけでなく、そのきずあとの治療も行う診療科です。
他にはまぶたの下がりによる見づらさや逆まつ毛のような目の周りのお悩みの手術も行います。また、生まれながらの形態異常や、病気や手術によって生じた整容面の不自由に対する適切な治療や相談も行っております。
老若男女を問わず、見た目や機能の問題を対象として、様々な治療を行っております。お悩みや困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。
体表のことでお悩みや困りごとがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。
など
皮膚のできものはほくろが代表的ですが、他には線維種のような柔らかいいぼも多くの人で認めます。皮下のできもので代表的なものは粉瘤や脂肪種です。粉瘤は感染して痛く腫れあがることがある固めのしこりで、脂肪種は痛みはでませんがサイズが大きくなることがある柔らかい膨らみを認めるしこりです。
多くは良性のできものですが、場合により検査が必要なことがあります。特にサイズが大きくなってきたできものは早めの相談をお願いいたします。
眼瞼下垂とは、加齢や刺激などが原因でまぶたが垂れ下がってきて、視野が狭くなったり、ものが見えにくくなったりする病気です。
ゆっくりと進行するため気づきにくく、眠そうにみえたり、かおの疲れやすさや肩こり、頭痛、額のしわなどの症状から初めてまぶたが開けにくいことを指摘されることも多いです。
適応がある場合は保険の範囲内で日帰り手術を行います。まずはお気軽にご相談ください。
症状の強さによって赤みだけのこともあれば水ぶくれができることもあります。原因は、お湯や蒸気、ヘアアイロンが多く見られます。
やけどをしたら、流水で15~30分程度しっかり冷却することが大切です。衣服を着た状態の場合は、衣服の上から冷やしましょう。水ぶくれがある場合は出来るだけ破らないようにしましょう。
あとがなるべく残らないようにするためには適切な創部の管理が大切です。
やけど・擦り傷・切り傷などの外傷、手術後やにきびなどできずあとが残ることがあります。深い傷であるほどしこりができてしまったり、幅や色合いが目立ちやすいです。
治療にはきずあとを切除して小さくする外科的治療や、しこりには注射や塗り薬でやわらかく平らになるように促す治療があります。
巻き爪は、爪が横方向に曲がり爪の下の皮膚をつかむように巻いている状態をいいます。陥入爪は爪の両端から爪が皮膚に食い込むことで炎症や腫れ、疼痛が生じます。傷が化膿してしまうこともあります。巻き爪と陥入爪が合併して起こることも少なくありません。
予防には正しく爪を切ることが有効です。また、靴の選択や足の衛生管理などフットケアも大切です。治療のために手術が必要なこともあります。
褥瘡(床ずれ)は、寝たきりの方や、車椅子で過ごされている方に多くみられます。初期はかさかさしたり赤くなったりを繰り返しますが、進行すると皮膚がはがれて非常に治りにくい状態になります。治療は圧が加わらないようにしてなるべく清潔にして回復するようにします。また、適切な姿勢や介護の環境を整えることがとても大切です。場合によっては一時的に入院して集中的な治療を提案する場合があります。